自費診療とは、健康保険の適用外で全額自己負担となる医療サービスのことを指します。

風邪や生活習慣病の治療といった保険診療とは異なり、自由診療では、治療内容や薬の選択に制限がありません。
対象となるのは、たとえば次のような治療です。

• 抜け毛が気になる方へのAGA治療
• 性機能に関するED治療
• 疲労や肌の不調に対するビタミン点滴やプラセンタ療法
• 一般的な健康管理を目的とした注射やサプリメント療法　など

「年齢とともに疲れやすくなった」「最近、体調がすっきりしない」「病気ではないけれど不調を感じる」
こうしたお悩みに対して、自由診療は体質改善や生活の質（QOL）向上を目指す選択肢として活用できます。

症状の重さにかかわらず、気になることがあればまずはお気軽にご相談ください。

AGA（男性型脱毛症）は、思春期以降に始まり徐々に進行する脱毛症です。
主に、前頭部や頭頂部の毛髪が細く短くなっていくのが特徴で、遺伝や男性ホルモンの影響が関係しています。

当院では、主に内服薬による治療を行っており、抜け毛の進行を抑制する成分を含む薬剤を処方しています。

治療効果は数ヶ月単位で現れることが多く、継続的な内服が必要とされます。

ED（勃起不全）とは、性的刺激があっても十分な勃起が得られない、または維持できない状態を指します。
加齢や生活習慣病、心理的要因など、背景にはさまざまな原因が関与します。

当院では、ED治療薬の処方を行っております。
これらの薬剤は、性的興奮に応じた自然な勃起を促す作用があり、服用のタイミングや薬剤の種類によって効果の持続時間が異なります。

プラセンタとは、ヒト胎盤から抽出された成分で、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素などが含まれています。

医療用に使用されるプラセンタ注射は、肝機能障害の治療薬として承認されている一方で、美容や疲労回復、ホルモンバランスの調整を目的として自由診療でも使用されることがあります。

週に1～2回の注射を継続することで、体調や肌の変化を実感する方もいます。

注射に抵抗がある方や、日常的に手軽に取り入れたい方には、プラセンタ成分を含む錠剤タイプの内服薬をご用意しています。

肌の乾燥やくすみ、疲れやすさが気になる方に選ばれており、継続的に服用することで体調や肌の調子が安定しやすくなることがあります。

にんにく注射は、ビタミンB1を主成分とした注射です。
実際ににんにくが含まれているわけではありませんが、ビタミンB1に含まれる硫化アリル化合物により、にんにくのようなにおいを感じることがあります。

スポーツ前後や仕事の疲れが抜けにくいときなど、短期間での体調改善を期待する方に利用されています。

ビタミン点滴は、ビタミンCやビタミンB群を中心とした栄養素を静脈から直接体内に投与する方法です。
経口摂取に比べて吸収効率が高く、短時間で体内に取り込むことが可能です。

肌荒れや免疫力の低下、疲労、ストレス過多などの不調が続いている方に対して、栄養補給と体力回復を目的に行われます。
点滴内容は体調や目的に合わせて調整が可能です。