
コラム
りくりゅうペアの輝きの秘密は内側にあり?
1.りくりゅうペアの輝きの秘密は「内側」にあり?
オリンピックでの感動的なパフォーマンス、そして表彰台で見せたお二人の輝くような肌艶。過酷な氷上競技の中で、なぜ彼らはあんなにもエネルギーに満ち溢れているのでしょうか。その鍵の一つとして注目したいのが、プロのアスリートが徹底して管理している「食生活」と「腸内環境」の関係です。
2. なぜ「腸」がパフォーマンスを左右するのか
医療の視点から見ると、腸は単なる消化器官ではありません。「第二の脳」とも呼ばれ、全身のコンディションに直結しています。
免疫力の向上: 免疫細胞の約70%は腸に集中しています。風邪を引けないアスリートにとって、腸活は最大の防御です。
メンタル維持: 幸せホルモン「セロトニン」の多くは腸で作られます。プレッシャーに負けないメンタルもお腹から作られます。
肌艶の良さ: 腸内環境が整うと、老廃物の排出がスムーズになり、血液が浄化されます。それが、お二人のような透明感のある肌へと繋がるのです。
3.りくりゅうペアに学ぶ、細胞から整える「最強の腸活メニュー」
トップアスリートの食事をそのまま真似するのは大変ですが、そのエッセンスは日常生活に応用可能です。トップアスリートの食事の根底にあるのは、「炎症を抑え、代謝を最大化する」という考え方です。以下の4つのポイントが、一般の方でも取り入れやすい具体的な内容になります。
①「シンバイオティクス」を意識した朝食
腸内環境を整えるには、善玉菌(プロバイオティクス)と、その餌(プレバイオティクス)を同時に摂ることが定石です。
具体的な食材:
発酵食品: 納豆、味噌汁、ヨーグルト、甘酒(飲む点滴)。
水溶性食物繊維: オートミール、海藻類、バナナ、ネバネバ野菜(オクラ、山芋)。
ポイント: 朝一番の温かい味噌汁は、内臓温度を上げ、腸の動きを活性化させます。
②「高タンパク・低脂質」の黄金比
ペア競技はリフトなどの激しい動作があるため、三浦選手は「締まった体」、木原選手は「強靭な筋力」が求められます。ここで重要なのが、腸に負担をかけないタンパク質の摂り方です。
具体的な食材:
動物性: 鶏むね肉、ささみ、白身魚、鮭(アスタキサンチンによる抗酸化作用)。
植物性: 豆腐、豆乳、枝豆(女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンは肌艶に寄与)。
医療的視点: 脂っこい食事は悪玉菌を増やし、腸内環境を悪化させます。アスリートは「揚げ物」を避け、「蒸す・焼く・茹でる」で調理し、良質な油(オリーブオイルやアマニ油)を少量足すことで、肌のバリア機能を維持しています。
③抗酸化成分(ファイトケミカル)で「サビない体」
激しい運動は体内に活性酸素を生みますが、これは老化の原因にもなります。お二人の肌艶の良さは、野菜の「色」を意識した食事の結果と言えます。
彩りのルール:
赤: トマト(リコピン)、パプリカ。
緑: ブロッコリー、ほうれん草(鉄分補給)。
紫: ナス、ブルーベリー(ポリフェノール)。
ポイント: 「食事の皿をパレットのように彩り豊かにすることで、自然と多種多様なビタミン・ミネラルが摂取でき、腸内の多様性も高まります。
④補食(間食)の質を変える
練習の合間のエネルギー補給も、お菓子ではなく「腸が喜ぶもの」を選びます。
おすすめの補食:
ミックスナッツ: ビタミンEが豊富で、天然のサプリメント。
ほしいも・ドライフルーツ: 咀嚼回数が増え、食物繊維も豊富。
100%果汁やスムージー: 消化に負担をかけず即座にエネルギーに。※液体の糖質は急激に吸収されるため取り過ぎには注意されて下さい。
医師のワンポイントアドバイス: 「腸内環境が良いと、栄養の吸収効率が最大化されます。どんなに良いサプリメントを摂るよりも、まずは『吸収できる土壌(腸)』を作ることが、りくりゅうペアのような輝きの近道です。」
4. まとめ:小さな積み重ねが「未来の自分」を作る
三浦選手と木原選手の強さは、一朝一夕で築かれたものではありません。毎日の食事を大切にし、自分の体と向き合ってきた結果です。
私たちも「今日の一口」が自分の細胞を作り、明日の笑顔を作っていることを意識してみませんか?腸内環境を整えることは、最高級の美容液やサプリメントにも勝る、一生モノの健康法なのです。
完璧を目指すのではなく、まずは夕食に一品、発酵食品を足すことから始めましょう。
腸内環境を整えるためにするべきことは?
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【この記事の監修・執筆者】
菅原 脩平(すがわら しゅうへい)
菅原内科医院 副院長
【資格・所属】
- 日本内科学会:認定内科医・内科指導医・総合内科専門医
- 日本肝臓学会:肝臓専門医
- 日本消化器病学会:消化器病専門医
- 日本消化器内視鏡学会:消化器内視鏡専門医
- 難病指定医 / 緩和ケア講習修了 / JMECC修了
- 福岡県医師会 会員
医学部卒業後、基幹病院での勤務を経て、現在は福岡市南区大橋にて「菅原内科医院」の副院長を務める。多世代にわたる医家としての知見を活かし、大橋エリアの皆様のホームドクターとして、一般内科から生活習慣病、専門的な消化器疾患まで幅広く診療を行っています。
【 Clinic Info 】菅原内科医院(西鉄大橋駅から徒歩圏内)
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