コラム
頭痛薬乱用していませんか?
頭痛は国民の4人に1人が悩む症状ですが、ひどくなると仕事や家事の集中力を奪い生活の質を下げてしまいます。そのため頭痛があった際に市販の頭痛薬ですませている方も多くいられると思います。しかし、実は原因によって対処法が変わるため痛みどめだけで対応していると薬が効かなくなったり量が増えて副作用が出てしまう恐れもあります。また後遺症が残るような危険な頭痛もあります。
頭痛の種類
• 片頭痛:ズキズキ痛む、吐き気や光・音に敏感になる
• 緊張型頭痛:肩こりやストレスからくる、締め付けられるような痛み
• 群発頭痛:目の奥がえぐられるような激しい痛み、夜間に起こりやすい
・薬剤乱用頭痛:鎮痛薬を1ヶ月に15日以上使用している場合に疑われます。
・2次性頭痛:頭蓋内疾患や副鼻腔炎等が原因で生じる頭痛
危険な頭痛のサイン
• 突然の激しい頭痛(「バットで殴られたような」)
• 今までと違う頭痛
• 発熱・しびれ・けいれん・吐き気を伴う頭痛
※ 命に関わる病気が隠れていることもあるので注意
日常生活での予防と工夫
• 睡眠リズムを整える
• 姿勢に気をつける
• 水分補給
• カフェインやアルコールの取りすぎに注意
最後に
頭痛は生活習慣や体質で起こることが多いですが、危険なサインを見逃さないことが大切です。慢性頭痛でお悩みの方や気になる症状のある方は一度菅原内科へご相談ください。