医師紹介
院長紹介:菅原 寛
経歴
- 久留米大学 医学部 卒業
- 久留米大学 第二内科教室
- 久留米大学 先端癌治療研究センター
マトリックスグループ - 博慈会記念病院(東京)
- 大塚 癌研究会附属病院 胃透視研修
- 久留米大学附属 救命救急センター
- 国立病院機構 九州医療センター 消化器内科
- 平成11年10月1日 菅原内科医院 開業
資格
- 医学博士(肝臓研究)
副院長紹介:菅原 脩平
経歴
2015年 | 金沢医科大学 卒業 |
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2015年~2017年 | 久留米大学病院 初期研修 |
2017年 | 久留米大学病院 消化器内科 入局 |
2017年~2018年 | 久留米大学病院 消化器内科 勤務 |
2018年~2021年 | 社会医療法人 雪の聖母会 聖マリア病院 消化器内科 勤務 |
2022年~2025年 | JCHO久留米総合病院 消化器内科・総合診療内科 勤務 |
所属学会・資格
- 日本内科学会
認定内科医・内科指導医・総合内科専門医 - 日本肝臓学会 肝臓専門医
- 日本消化器病学会 消化器内科専門医
- 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
- 難病指定医
- 緩和ケア講習 修了
- JMECC講習(Japanese Medical Emergency Care Course)修了
ドクターズインタビュー
この地域に開業した経緯を教えてください
菅原 寛 院長
このクリニックは元々私の父がこの場所で内科・小児科医をしており、祖父がその隣で産婦人科をしていました。
赤ちゃんが生まれてから成長していく過程をずっと見守るような、家族ぐるみの地域医療を行っていたようです。
今でも、「先生のお父さんに診てもらっていたのよ」とおっしゃる患者様が沢山いらっしゃいます。
この大橋という街とともに歩んできた医院なので、そんなご縁を大切に、今も地域の皆さんと向き合っています。
これまでのご経歴を教えてください
菅原 寛 院長
大学卒業後は、東京の救急病院で勤務していました。
夜の当直では救急車が何台も来て、心筋梗塞や脳梗塞、肺炎、糖尿病の急変など、本当にあらゆる症例に対応しました。
その時の経験が、今の「なんでも診る」という診療スタイルのベースになっています。
その後、福岡に戻って肝臓疾患の研究と外来診療を続けながら、「いずれは地元・大橋で開業する」と決めて、内視鏡や透視、エコー検査など必要な技術を着実に身につけてきました。
菅原 脩平 副院長
大学卒業後は、久留米大学病院での勤務を経て、聖マリア病院に勤務していました。
高度救急救命センターであり、キリスト教の教えに基づき、救急車を断らない精神を掲げている病院のため昼夜問わず救急の患者様が多く訪れるため、激務となることは承知の上で、経験を多く積むために、聖マリアでの勤務を敢えて希望しました。
内視鏡検査及び、ポリープや癌の切除も数多く経験してきました。
その後勤務した、厚生労働省所轄のJCHO久留米総合病院は、地域に根差した医療体制で、クリニックと連携した治療を学び、内視鏡・救急医療も継続して学んできました。
また総合診療内科外来もしておりましたので、数多くの疾患を経験出来ました。
父が若い頃過酷な環境で経験を積んできたのを見て育ち、私も負けじと経験を積んできました。
クリニックで今後生かしていきたいと思っております。
どんな症状で来院される方が多いですか?
一番多いのは、お腹の痛みや胃の不調といった消化器の症状です。
ただ、実際には皮膚や婦人科の症状まで、かなり幅広いご相談があります。
「胃が痛い」と来られた方が心筋梗塞だったこともありますし、「お腹が張る」と訴えた方が卵巣のう腫だったということもありました。
症状がある部位に原因があるとは限らないんですよね。
ですから、内科に限らず、漢方や心療内科的な視点も交えながら、必要に応じて柔軟に診療しています。
特に力を入れているのはどんなことですか?
菅原 寛 院長
やっぱり「がんの早期発見」ですね。
これまでも、検査中に偶然がんが見つかるというケースが何度もありました。
自覚症状が出る前に見つけることができれば、その方の人生はもちろん、ご家族の未来も大きく変わります。
私は肝臓がんの診断を専門にしていた経験があるので、特に腹部エコーの技術には自信があります。
症状がなくても、定期的な検査を通じて小さな変化を見逃さないことがとても大切だと感じています。
また、現在では一般的となった漢方薬による治療ですが、私はかなり昔から漢方治療に注目しており、長年漢方も取り入れた治療を積極的に行ってきました。
西洋医学の薬と漢方薬とを組み合わせて治療することで、相乗効果が期待できます。
西洋学的な検査や健康診断では何の異常がないにも関わらず本人には不調がある、漢方医学では「未病」と呼ばれる状態があります。
なんとなく調子が悪い・・・という時、我慢してしまうこともあるかもしれません。
我慢して症状が治れば良いのですが、場合によっては悪化して病気に繋がることもあります。
症状を伝えるのが難しいような些細な不調でも構いません。
お気軽にご相談下さい。(※漢方は医療保険適応)
菅原 脩平 副院長
検査は「何か症状がある人だけが受けるもの」ではないというのが私の考えです。
例えば内視鏡検査にしても、胃の不快感や腹痛、便の異常などの症状がある方にももちろん検査をおすすめしますが、症状がまったくない方も、定期的な検査が大事なんです。
特に、40歳を過ぎた方、そしてご家族にがんの経験がある方は、リスクが高まる年代・背景ですので、症状が出る前に一度チェックしておくと安心です。
がんって、初期の段階ではほとんど自覚症状がないんですよね。
気づいたときには進行していた、というケースも少なくありません。
ですので、「健康診断では異常なしだったけど、何となく気になる」「家族ががんになったので心配」そんな理由でも、気軽に検査を受けていただければと思います。
内視鏡検査は、苦しそう・痛そうなど受けるのに勇気が必要な方もいらっしゃるかと思いますが、なるべく患者様の負担が少なくなるよう配慮した検査を心がけています。
もっと気軽に、内視鏡検査を含め、様々な検査をご自身の健康の維持のために受けてもらえたら嬉しいですね。
最新の医療技術や機器への取り組みについて
当院は、新しい検査機器の導入にかなり前向きなほうだと思います。
ただ新しいからという理由ではなくて、それによって患者様にどんなメリットがあるかを一番に考えて選んでいます。
たとえば動脈硬化の検査。
結果を「悪いです」と伝えるだけではなく、「これだけ改善してますよ」と数値やグラフで見せると、患者様のモチベーションも上がりますし、治療にも前向きになっていただけます。
最新の医療技術を導入することは、単に検査の精度を上げるだけではなく、患者様と一緒に治療を進めていくためのきっかけづくりにもなるんです。
医療において一番大切にしていることは何ですか?
やっぱり「伝えること」ですね。
どんなに優れた検査でも治療でも、患者様にちゃんと伝わっていなければ意味がありません。
だから、検査結果や治療方針をお伝えするときは、なるべく図や表、パンフレットなどを使って、視覚的にもわかりやすく説明するようにしています。
伝え方ひとつで、患者様の理解度も、行動も変わってくると思っています。
診療時に意識していることは?
患者様が来院され、その方が健康なのかどうかはゆっくりと時間をかけて話を聴き、患者様の表情や顔色などを含め、注意深く観察するようにしています。
当院は医師が2名で診療に当たっているため、一人一人の患者様にゆっくりと時間をかけることができます。
問診や診察が病態の診断の手がかりになることも多いので、些細な変化も見逃さないようにしています。
また、「薬の飲み忘れが多い」「今月は暴飲暴食してしまった」ということなども医師に言いづらい患者様もいらっしゃるかと思いますが、そういったことも気にせず気軽に本音を話しやすい雰囲気作りも意識しています。
最後に、患者様へのメッセージをお願いします。
とにかく、「何かあったらまずは当院へいらしてください」。
どんなに小さなことでもかまいません。
「テレビで見た情報が怖くて不安になった」とか、「ネットで調べたけどよくわからなかった」とか、そういうことでも大丈夫です。
私自身も、テレビやネットの情報を日々チェックして、「患者様が今どんなことに不安を感じているのか」を知るようにしています。
私たちは、確かな診断とわかりやすい説明で不安を取り除くホームドクターでありたいと思っています。
どんなときでも、安心して頼っていただける存在でいられるよう、これからも丁寧な診療を続けてまいります。
ドクターズインタビュー(趣味について)
菅原 寛 院長
ペット
子供の頃から生き物が好きで、動物に囲まれて育ちました。
犬はもちろんのこと、アヒル・シマリス・うさぎ・鯉や金魚や熱帯魚、プレーリードッグ、ハムスターなど様々な生き物を飼ってきました。
現在は、自宅にシーズーが1匹います。犬は何犬でも好きですが、特にシーズーが好きで、今のシーズーは3代目なんです。
道端で散歩をしているシーズーを見るとつい眺めてしまいますね。
夫婦で犬の散歩をしたり、休みの日にはペットOKなカフェに行ったり、海辺や田舎の自然がいっぱいなところに一緒にでかけたりしています。
患者様からもよく自分の体のことだけでなく、ご自宅で飼っている犬や猫のお話もお聞きしています。やはり好きな生き物と一緒に暮らす生活は良いものだと思います。生活が楽しくなりますよね。
また診察室にも水槽がありますし、若い頃に放生会でモナカですくった亀も2匹飼っていて現在43歳(令和7年現在)ですが元気にしています。
「亀は万年」と言われ、長寿を象徴する生き物ですよね。
人間も、人生百年時代。いつまでも患者様が生涯心身共に健康で自立した生活ができるだけ送れるようサポートして行きたいと思っています。
ふくろう集め
ふくろうは幸運のシンボルで縁起も良いですし、見た目も可愛いので若い頃から集めています。自宅にも病院にも沢山のふくろうがいます。
菅原 脩平 副院長
旅行と家族
自分の趣味は・・・と言われると悩みますね。
大学生の頃はサーフィン部に入っていて、1年中海でサーフィンをしていました。サーフィンというとチャラチャラしたイメージを持つ方もいるかもしれませんが、大学が石川県だったため日本海の冷たい荒波に揉まれる過酷な面もあるスポーツでした。
特に冬の凍りついた海でのサーフィンは、今思えばよくやっていたなと思います。
でも卒業してからは殆んど行っていないので、もう趣味とは言えないですね。
数年前に結婚をし、現在3人の子供がいます。
今はその子供等と過ごす時間が何より幸せです。
ですので、家族との時間が趣味かもしれないですね。
温泉や動物園、電車を見に行ったり、時には遠出してディズニーランドなどに出かけたりと、子供が喜ぶ場所には沢山連れて行ってあげたいですね。
共働きなので、自分も育児に毎日奮闘しています。
3人とも男の子なのでやんちゃな盛りだったり、一人が風邪を引くと次々に体調を崩したりで大変なこともありますが、やはり子供は可愛いです。
今は仕事と育児で精一杯ですが、生活が落ち着いたら何か趣味を持ちたいですね。
何かおすすめの趣味があったら教えてください。