コラム

謎の風邪?原因不明の体調不良の見分け方!!

6月に入り、梅雨のジメジメした気候が続いていますね。最近、診察室で患者さんから『のどが痛いけれど、エアコンのせいか風邪か分からない』『熱はないのに咳や痰等が長引く』というご相談を非常によく受けます。

小児の間でコロナが流行している印象であり、それが大人へも広がってきている可能性があります。(ここ最近大人でも陽性の方がちらほらでてきております。)  またニュースであっているような謎の風邪と言われるそれ以外の感染症も流行しています。『ただの体調不良かな?』と放置しがちなこの時期の症状について、見分け方のヒントをお届けします。

【原因別の症状の特徴】

今起きているその症状、どこからきている?大まかな目安をチェックしてみましょう。

 ① エアコンの乾燥・寒暖差

 特徴: 朝起きたときにのどがイガイガするが、日中水分を摂ると少し楽になる。熱は出ない。

 ポイント: ウイルスではなく環境によるものなので、周りにうつる心配はありません。

 

  新型コロナウイルス

 特徴: のどの痛み、だるさ、発熱。

 ポイント: 今年の夏も依然として流行の兆しがあります。「ただの風邪かな」と思ったらコロナだった、というケースもあります。

 

 ③ 夏風邪や今何故か流行しているウイルス(ヘルパンギーナ、手足口病、RSウイルス、アデノウイルス、ヒトメタニューモウイルスなど)

 特徴: 特に小さなお子様やそのご家族に。のどの激しい痛み(水がしみるなど)、発熱、場合によっては手足のブツブツ。

アデノウイルス: 高熱が数日続き、のどの激しい痛み(扁桃腺が腫れる)、目が赤くなる(結膜炎)のが特徴です。多くの型があり、何度でも感染します。

ヒトメタニューモウイルス: 本来は春のウイルスですが、今なぜか増えています。激しい咳、痰、高熱が出やすく、気管支炎や肺炎のようになりやすいので注意が必要です。

ポイント: 主にお子様の間で流行していますが、大人が感染して重症化(強いのどの痛みや長引く咳)するケースもあります。

 

【過ごし方と受診の目安】

『あれ?おかしいな』と思ったら、まずは次のアクションを意識してみてください。

1 まずは『冷え対策』と『保湿』

エアコンの風が直接当たらないようにし、のどを潤しましょう。これだけで翌日改善するなら、エアコンが原因の可能性が高いです。

2 受診を考えてほしいタイミング

症状が続く、または悪化している。

 38℃以上の高熱が出た。

 のどの痛みが強くて水分が摂れない。

今の『謎のかぜ』と言われている感染症は長引きやすい傾向があります。『これくらいで受診してもいいのかな?』と我慢せず、早めにご相談ください。」

 

 

咳が止まらない方はこちらもあわせてご覧下さい。

「風邪薬が効かない咳」の正体?  黄砂・PM2.5から喉を守る対策術

 

 

【この記事の監修・執筆者】
菅原 脩平(すがわら しゅうへい)
菅原内科医院 副院長

【資格・所属】

  • 日本内科学会:認定内科医・内科指導医・総合内科専門医
  • 日本肝臓学会:肝臓専門医
  • 日本消化器病学会:消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会:消化器内視鏡専門医
  • 難病指定医 / 緩和ケア講習修了 / JMECC修了
  • 福岡県医師会 会員

【略歴】

医学部卒業後、基幹病院での勤務を経て、現在は福岡市南区大橋にて「菅原内科医院」の副院長を務める。多世代にわたる医家としての知見を活かし、大橋エリアの皆様のホームドクターとして、一般内科から生活習慣病、専門的な消化器疾患まで幅広く診療を行っています。

【 Clinic Info 】
菅原内科医院(西鉄大橋駅から徒歩圏内)
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